2011年東日本大震災の原発事故以来、低放射線の影響によりこどもたちの遊び場を一時的に失った福島県内で、屋内の遊び場ペップキッズこおりやまの設置委員会から当プロジェクトに関われた事は、大変有意義でありました。ボーネルンドに研修に行ったあの日を思い出しますね。
10年が経過した今、こどもたちが自由に自然の中で遊べる環境まで復興してきている事は、何よりも喜ばしいことです。
これからの未来に向けて、当施設がさらに地域に愛される場所として、利活用されることを願っております。
【副理事 高田 哲也(株式会社中央会計センター)】
理事長の菊池信太郎先生が子どもたちの未来のために精力的に活動している姿に感銘を受け、その活動の輪が広がり、法人格を取得されるときに会計監事として拘わらせていただくようになりました。
特に印象に残っている出来事は、元気に遊ぶ子どもたちの笑顔を見た時です。私の娘も震災時にはまだ5歳で保育園に通っていました。3月11日に大きな揺れが収まった後、直ぐに保育園に向かいましたが、そこで、見た光景は、園庭に蹲って恐怖で震える子どもたち姿でした。この世の終わりかもしれないと絶望感に打ちひしがれていた日から1年も経たずに、ペップキッズで元気に遊ぶ子どもたちの笑顔を見た時の感動は今でも鮮明に覚えています。
地域の大人ができること、大人の役割は、感謝の気持ちを繋げることなのではないかと思います。日本に生まれて本当に良かったという感謝の気持ちです。先人たちが必至の努力で築き上げてくれた平和な日本。この国に生まれて来なかったら出来なかったことはたくさんあります。30年後、60年後、100年後の子どもたちのために、今の自分自身が出来ることを自分で考えて行動しなければいけないと思っています。
子どもたちはお友だちと元気に遊んで、楽しいことをたくさんたくさん経験してほしいと思っています。子どもたちの笑顔は周りの大人を幸せにする大きな源です。子どもたちの笑顔が日本中、そして世界中に広がっていくことを願っています。
【理事 太田 善雄(一般財団法人 太田綜合病院)】
2011年の東日本大震災後、縁あって屋内遊び場設置準備委員会に参画しました。当時、目に見えない放射能に対する大きな不安を抱える地域社会において、子どもたちが、安心して遊ぶことができる環境を整備するために自分が出来ることをやろうと決意したことを思い出します。
私には専門知識が全くありませんでしたが、準備委員会メンバーで施設名称やロゴ、運営に関する様々なことを議論し、とにかく短期間で開設準備にあたったことが印象に残っています。また、NPO法人の立ち上げ時には、プレイリーダーをはじめとするスタッフの雇用制度の設計に注力しました。
現在、私たちは、新型コロナウイルス感染症によって厳しい状況や制約の多い社会環境にありますが、子どもたちの成長の時間は止まりません。子どもたちが、遊びを通して様々な体験をし、体だけでなく心の成長、そして豊かな感性をもった人間に成長していくことを願い、大人として自分に出来ることを一つずつ重ねていきたいです。
【理事 髙橋 陽子(株式会社柏屋 青い窓)】
先の見えない不安の中、私は何も出来ないまま、ただ毎日を過ごすだけでした。
ペップキッズの立ち上げに加わらせて頂いたことで、わずかでも、誰かのお役に立てることの嬉しさを感じ、子どもたちの笑顔や歓声に、心が癒されていったように思います。
ペップキッズは、子どもだけの場所ではなく、子どもの笑顔に触れながら、大人も幸せになれる場所だと実感しました。
菊池理事長をはじめ、個性豊かな仲間に出会えたことも心強く、また、(株)ヨークベニマル様や、郡山市の方々など、職業や年齢の壁を越えて協力し合えたことも、とても貴重な財産となりました。
震災の中でペップキッズが生まれ、現在にいたるまでその活動がたゆまず続いていることそのものが、私の心に深く刻まれています。震災以降、さまざまな変化や困難に見舞われても、ペップキッズは「子どもたちのために」という理念を貫いてきました。菊池理事長をはじめ、みなさんが心を合わせ、活動を続けている日々の姿が、価値あることだと思っています。
時代は変わっても、大人の一番の役割は、子どもの命を守ることであり、この先も変わることはないでしょう。そして命を守ることと同じく、私は、子どもにとっての大人が「憧れの存在」であることが大切だと考えます。辛いことや悲しいことがあっても、喜びや希望を忘れず、人生を愉しむ心を持つ大人がいることは、子どもにとっての憧れそのものです。私自身もそんな大人でありたいと思っています。
良い遊びは、子どもにとっての「仕事」であり、子ども時代に経験したことや、感じたこと、考えたことは体力や感性など、生きていくための基礎、土台となります。遊びを通して、楽しさはもちろん、失敗から学ぶこと、創意工夫をすること、プレイリーダーなど、共に遊ぶ人たちとの豊かなコミュニケーションを築いて欲しいと思います。
【理事 今泉 壮規(学校法人今泉学園双葉・双葉第二幼稚園)】
2011年の9月に屋内遊び場を作る許可が出てから完成までが約3ヶ月。
郡山市やヨークベニマルさんをはじめとする多くの協賛企業の協力の元、
立ち上げメンバーが週に何度も集まり議論し、
時には都心の遊び場まで学びに行き自ら体験し、ペップキッズの基本のオペレーションを作り上げるまで…
今考えるとホントに凄いスピード感で物事が進んで行き、準備している私たちが完成に向けて日々ワクワクしていた記憶があります。
オープンした時の子ども達の笑顔は忘れられません。
そして、10年を迎える今でもその笑顔が輝き続けているのは子ども達の成長を一番に考えている「プレイリーダー」の皆さんが日々、弛まぬ努力を続け、進化し続けているからだと感じます。
「プレイリーダー」の皆様、これからもどうぞよろしくお願いします。
特にコロナウイルスの感染拡大でこども達の環境は大きく変わってしまいました。
ただ、子ども達の成長にとって必要なのは親子の触れ合いやこども同士の触れ合いです。日頃の感染対策をしっかりと行いながら、いつもの家族やいつものメンバーで子ども達の成長出来る機会を奪わない様に大人達は気をつけていかなければならないと思います。
様々な狙いのあるペップキッズの遊具で普段の私生活では経験出来ない多くの動きを何度も繰り返す事で遊びにのめり込み、身に付けてもらい、身体を動かす事の楽しさを体験してもらいたいです。
また、いつもと違った仲間と遊ぶ事によって、ルールを守り、人への思いやりのあるお子さんに育っていってもらえればと思います。
遊びをリードしてくれる「プレイリーダー」がいるペップキッズならお子さんの成長は無限大ですね。
【理事 佐藤 祐子(有限会社佐藤和司商店)】
10年前、信太郎先生に初めてお会いし、福島の子どもたちの立たされている状況を聞き、何かお手伝いできることがあればと思い参加させていただきました。
この10年間で信太郎先生の情熱に感動したり、たくさんの方々からの支援に感謝。
また、民間と郡山市との関係にむずがゆさを感じたり、資金集めの大変さを痛感しました。
情報に振り回されないように教育現場で守ってあげることも大人の役割と考えます。
こどもたちにもあそびを通して、運動能力の向上、譲り合いの精神、物を大切に使うなどの思いやりの精神。挨拶の大事さの体験、経験してほしいです。
【理事 小林 宇志(郡山市)】
物凄いスピードでペップが形作られていく過程で、「子どもたちのために」と奔走される皆さまの情熱とパワーにただただ感服するばかりでした。これまで郡山にはなかった、屋内で思い切り体を動かせる遊具とプレイリーダーのいる革新的な施設。オープン当時、一緒に遊んだ子どもたちの満面の笑顔を今も覚えています。
早いもので10年経つのですね。私の子どももお世話になりましたが、これまで本当にたくさんの子どもたちがペップで遊び、元気に健やかに育っていったことでしょう。ペップは間違いなく郡山・福島の子どもたちのより良い成長に寄与してきました。
子ども時代をペップで過ごした大人が、次の世代の子どもたちのために意志を継ぎ、これからのペップを支えていく。この先、そんな流れができたら素敵だなと思っています。これからもペップをどうぞよろしくお願いします。
【理事 三澤 隆(株式会社ヨークベニマル)】
震災当時は世の中も全体的に暗くなってしまっていたので、この地域一帯もどうなるんだろう、とそのようなことを考えていました。
地域の子ども達のため「大人の役目」を果たそうと、当社の倉庫だった建物を遊び場に改造 関係者が毎日奔走したのを思い出しま す。
そのような中で迎えた12月23日。子ども達が遊ぶエネルギーを見て 、郡山の未来を感じた日でした。
とにかく満員だったので、せっか く来てくれたのに入れずに泣いてしまった子達も非常に印象に残っ ていますね。
入れなかった子には「ごめんねキャンディー」を配っ たり、とにかく子どもたちがここに来てエネルギーを発して、こ れからこの子たちが元気に育ってくれれば、郡山も福島も東北もま た元気になれるんじゃないかと。
その後も災害や感染症など様々な 変化がありますが その変化に対応しながらPEPで遊ぶ意義や価値 だとか、「ああ、PEPでただ遊んだだけではなく、プレイリーダー と遊んだりキッチンのお姉さんとお料理したり、関わってくれた人 たちがいた中で成長したんだなぁ」と感じてもらえるような、個々 人の成長を感じられる仕組みを作りながら進化を続ける施設であり 続けるのが我々の責任ではないかと思います。
【理事 野口 雅世子(社会福祉法人ほっと福祉記念会)】
放射能による恐怖が市民の心を覆っている夏の暑い日、
ボーネルンド社のご厚意で、Kido Kido(キドキド)という遊び場が再現され、3日間で1500人以上もの子供たちが訪れました。
閑散とした中町商店街が未だかつてなかったような賑わいをみせ、外遊びが出来なかった子供たちが汗だくで大型遊具を飛び跳ねる様子がテレビ放映され、
その様子が当時のヨークベニマル大髙善興社長の目に留まり、「何か地域に貢献したい!!」という大髙社長の思いと合致し、東北最大級の遊び場「ペップキッズこおりやま」が誕生しました。
私にとって、10年たった今でも立ち上げ当時のこの経緯が鮮明に心に残っています。
「ペップが出来るまでの3ヶ月間」は、誰もが全力疾走でした。
「大人が子供たちを守る」というみんなの思いが、強く動いた3ヶ月だったと思います。
「子供たちの未来を担うのは、大人がどう子供たちを守っていくか。」にあります。
10年前の震災当時も、そしてコロナ禍の今も、そのことは変わっていません。
どう守っていくのか、と問われたとき、ペップキッズで守っていく!
そう胸を張っていえる施設にペップはなっていると思います。
子どもたちを守るのは、決して大人の理想像を押し付けるものではなく、優しく見守り、方向性をつけてあげることです。
まさに、ペップはその要素をすべて持ち合わせている施設です。
「遊び、学び、育つ」をコンセプトにしたペップキッズこおりやま!
これからも応援していきます。
【監事 伊藤清郷(陸奥テックコンサルタント株式会社)】
地域の大人の情熱が作り上げたものがペップキッズです。震災後、当時外遊びが出来ない子どもたちの様子を見て、
「子どもの遊び場を作らないとまずいな」
という気持ちはありました。当初の予定では寄付を募ってできる範囲で、と。
まさかこんな大規模なものが出来上がるとは当時は夢にも思っていませんでした。
我々の取り組みを知って下さったヨークベニマルの大髙社長(当時)が支援を申し出て下さったことにより事態は大きく動き、
その後様々な方々のご協力によりペップキッズは震災からわずか9ヶ月で開館することができました。
情熱って言うのはすごい。
何かあった時に地域の大人が子どもたちのために何をしたのかということが後々残っていきます。
今度は子ども達が大人になった時にどんな風に生きていくのか考えることにもなります。子ども達は夢であり希望、未来そのもの。こどもが元気な街。そういう意味ではペップキッズは未来を感じます。
【監事 町田敦(弁護士法人町田法律事務所)】
ペップキッズにこどもと遊びに行く中で、郡山で甚大な被害が生じた令和元年19号台風の翌
日もペップがやっていたこと。そのような状況下でも、子
供達が笑顔になれる場所を提供するために開館してくれたことは、頭が下がります。子どもたちのために地域の大人ができることは、子ども達がのびのびと活動できる環境を準備してあげること。まさしくペップキッズがそのような場所になっていると思います。こどもたちには、ペップキッズで外がどのような環境でも体を動かせるので、元気な体を作って欲しいです。また、安心して遊べるという、幸福感を味わってほしいです。
3月11日に震災があり、菊池信太郎さんから最初に、「ちょっとお願いがあります」って言われたのが6月。
心のケアが第一優先、子どもたちは「自分からおもしろく楽しく遊ぶ」ってことが大事。
自分は体育が専門ですから、そういう仕組みを作りましょうかって話をしました。
みんなが子どもに対して一生懸命やっていることがヒシヒシと感じて「お邪魔じゃなかったら100回きます!」と言って、結果的に200回来ていました。
わたしも関東で展開している室内遊び場キドキドの仕組みを作ったひとりなので先生の考えていることを実現させましょうって。
ペップキッズの良いところは利用者を郡山に限定していなかった所。
福島の子どもでも他の子どもでも良いですよっていったところがすごく共感した。
福島は放射能の問題もあって困っていたんだけど、「子どもたちが遊ばない」っていうのは日本全体の問題だし、世界の問題でもある。
そういう意味でも室内あそび場の象徴。運営もすごく良い形の施設になっているし、日本を牽引していく室内あそび場だって思っているんです。
プレイリーダーの基本的な考えは「遊びを届ける」「子どもたちに遊びを配達する」
そして子どもたちがペップキッズから家に帰った後、普段の時に誰かと一緒にやって「遊びの伝承」をしていってほしいですね。
2011年のオープン以来、子どもにとって「あそぶことは生きること」だということを、ペップキッズこおりやまと、関係するすべての方が、わたしたちに教えてくれています。
「ペップキッズこおりやまを子どもたちへのクリスマスプレゼントに」を合言葉に、3ヶ月間という異例のスピードで作り上げてから10年。子どもが遊んで食べて眠り健やかに成長する機会を保障しよう、という願いで一致した大人たちの団結が、変わらず続いていること。進化をし続けていることに、畏敬の念を禁じ得ません。
新型コロナウィルスの影響もあり、今、子どもの“あそび不足”は全国的な課題です。子どもの健やかな成長の基本である「遊ぶ、食べる」ことの大切さを共有し、大人が協力してその環境を整える。社会みんなで子どもを育てる。そんな、本来は国として目指すべき姿が、ペップキッズこおりやまにはあります。
子どもの未来に向けて、これからもペップキッズこおりやまが、子どもが遊び育つ場所、子どもを中心に多様な方々が集うコミュニティとして発展していくことを願い、わたしたちも末長く全力でお手伝いをさせていただきたいと願っております。この度は10周年、誠におめでとうございます。
10周年おめでとうございます。10年前の3月11日マグネチュード7.3の巨大地震(東日本大震災)が起き、さらに東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故により私たちは、未曾有の危機に見舞われました。屋外は、放射能汚染によって子どもたちが遊べる場ではなくなってしまったのです。そんな時にいち早くその年の12月、あたかも被災した子どもたちへの巨大なクリスマスプレゼントのようにペップキッズができました。
遊びは、子どもの身体と心の発達の源です。それを守り「日本一元気な子に」という小児科医の菊池信太郎先生の思いに共鳴して、私は臨床心理士としてスタート時からペップキッズこおりやまの「子育て相談会」を担当させていただきました。後にNPO法人ハートフルハート未来を育む会が連携して多くの心ある臨床心理士が派遣され協力してくれました。
ペップに来場するたくさんの親御さんたちは、放射線の不安なく思い切り子どもたちを遊ばせつつ、巡回している臨床心理士に気軽に日頃の不安や子育ての悩みを打ち明けることができました。震災後の子育ては、放射線の健康への影響の心配や発達の遅れ、ストレス性の情緒障害など多くの困難を抱えていました。気軽に相談できる環境を提供できたことは、親御さんのサポートを通して、子どもたちの健やかな成長に役割を果たせたのではないかと自負しつつ、これからもコロナのような災害や様々な環境の変化にも対応し、子育てを応援するペップキッズこおりやまと共に歩んでいきたいと願っています。
震災から10年、ペップキッズこおりやま(以下pep表記)も10周年。
「今日pep行ってきたよ~」「pep楽しかったなあ」「またpepいきたい!!!」
たくさんのこどもたちからクシャっとした笑顔と幸せな吐息、嬉しそうな会話がいくつも聞かれます。
昨年からキテミランショえほん会、そして、タッチケア×絵本時間などのイベントに携わらせていただけること非常に光栄です。私たち自身、信太郎先生と出会い、スタッフの皆様と関わり、様々な経験をさせていただいております。
震災を経験したこどもたちの中には支えられて成長し喜びを分かち合った子どもたちが大勢いると思います。同時に保護者の方々もpepの偉大な施設の存在に助けられ、うれし涙を流した方も少なからずいたと思います。その陰には理事長の福島のこどもたちを日本一元気に。
日本のこどもたちの真の復興は福島から。というビジョンがあり、周囲の方々の熱意と協力があったからだと感じます。
これからも絵本では心のふれあいを。タッチケアでは肌でのふれあいを。
それぞれを芯に郡山のこどもたちを元気に。福島のこどもたちを元気にしていきます!
信太郎理事長やスタッフにも負けずに笑顔で楽しませますからねー!
震災の年に、菊池信太郎先生はじめ有志の方々のご尽力により、素敵なクリスマスプレゼントとして誕生したPEP Kids Koriyama。誕生から10年を迎えた今、当時キッチンを利用していたお子さんが大学生となり、キッチンスタッフの仲間として子どもたちをサポートしています。お揃いのコックコートを着て、目を輝かせて楽しくクッキングしている子どもたち、隣には温かく見守っている保護者の方々、なんと幸せな光景でしょう。
幼少期からの食を通じた生活習慣の定着は、健やかな成長になくてはならないもの。『ペップキッチン』では、親子のコミュニケーションを深めながら、子どもたちが食べ物に興味を示す工夫が随所になされています。年に2回担当させていただいている食育イベントには、子どもたちのたくさんの笑顔があります。ここ数年は、「だし」や「郷土料理」をテーマに、和食文化に触れながら、子どもたちに本物の味を体験してもらっています。幼い頃の食体験は、懐かしい味、心地よい味として記憶されます。仮に中高生になってジャンクフードが好きになったとしても、大人になって健康的な食事をしたいと思った時に、記憶していた味に戻ることができるのです。子どもたちの豊かな感性と健やかな成長を育むため、これからも応援させていただきます。10周年、誠におめでとうございます!
「PEP Kidsこおりやまは、この10年のあいだにたくさんのこどもたちの笑顔を作ってくれました!」
この度は、10周年大変おめでとうございます!
私がPEP Kidsにかかわるようになったのは、震災のその年に、こどもたちにとって、大きな大きなクリスマスプレゼントとして完成したPEP Kidsという施設で、知人の医師から、食事にかかわるボランティアを探している、といういお話を聞いたからです。当時神奈川に住んでいた私にとっては、震災後の不安定な状態の住民の方に、何ができるか、というところからのはじまりでしたが、少しでも需要があってこどもにもご家族にも元気になってもらえるならと、当時、ぜひという形でお願いしました。
スタッフの方も、ご自分の生活で不自由は十分あったかと思います。そのなかでも、あっという間にできあがった夢の国は、こどもたちにとって目を輝かせて遊ぶことができ、体を動かし、新しい遊びももちろん、いままでの日常にしていた遊びに近いこともできることが、震災の影響を少しでも軽減するものであったと思います。そうしたたくさんの方々からのご配慮に支えられたPEP Kidsは、これからも子どもたちにとって晴れの日も雨の日も風の日も、こどもたちの笑顔と健やかな成長を支えてくれると思います。私自身は、完成翌年の2月からキッチンにかかわらせていただき、こどものイベントをしたり、スタッフの方や保護者の方の研修をしたり、ということをしています。不安な気持ちを抱えていればどうしても気持ちが沈みがちですが、今は私の方が元気になったこどもたちに笑顔とパワーをもらっています。
キッチンスタッフもたくさんのメニューを考え、こども向きに試作を重ねて、年々レベルアップをされています。ますます楽しくなったキッチンにも、ぜひいい笑顔を見せに来てください!
2011年東日本大震災、それに伴う原発事故がキッカケになって生まれたペップキッズこおりやまですが、今年の2021年12月23日でオープン10周年を迎えること、大変嬉しく思います。
設立当初は私自身、学生であったため、運営に関わらせて頂いたのは2013年からとなりますが、継続的に関わらせて頂く中で、ペップキッズこおりやまは地域のインフラであり宝であると実感しています。
震災後も私たちが経験してきている台風19号や新型コロナウイルスなど、これからの世の中では、いつ何が起きるかわかりません。
だからこそ、ペップキッズこおりやまのような施設が、子どもたちが、のびのびと元気に育つことができるインフラとしての役割を果たしていくことが必要不可欠だと思います。
そのためには地域内外の大人たちが手を取り合って、地域の未来そのものである子どもたちのために何ができるかを議論しながら、行動し続けることが重要です。
今の子どもたちにとってペップキッズこおりやまは当たり前にある施設だと思いますが、大人になってからこのような施設が地元にあることを誇りに思ってもらえるように、今後も私のできる範囲で運営のサポートをさせていただければと考えております。
ペップキッズがオープンしてから10年。ずっとこどものあそぶ姿を見続けてきましたが、子どもは本来誰もがあそびの天才なんだな、と実感してきました。
今、子どもの運動不足や体力低下が叫ばれますが、本来はあそびの天才であるはずの子どもたちから、その場所と機会を奪ったのは我々大人です。
それを少しでも返してあげるのが大人の責任ですし、これからもずっと、それがペップの使命だと思って子どもたちを迎えていきたいです。
あんなに小さかった子どもたちが少しずつひとりでお料理できるようになり、たくさん「できたよ!」と笑顔を咲かせてくれていました。
ちょっぴり苦手な野菜もちょっと難しい道具もみんなで一緒にやると最後までがんばれる。
「じぶんでできた」が見られる、すこし大人になれるこれからもそんな場所でありたいですね。
からだの中から元気を作るペップキッチンでこれからもまたたくさんの「できた」を見守り続けたいと思います。
関係者のご支援をいただきNPO法人へ参画させていただき、3年8月が経過したところです。「福島の子どもたちを 日本一元気に!」を目標としてスタッフの仲間と施設の運営に関わって参りました。
子どもたちの元気に遊ぶ姿を見ていると、古希を迎える自分が元気を頂けるようで、毎日業務を楽しく過ごさせていただきながら、10周年を迎えることができましたが、この間 コロナ禍の影響によって88日間、地震による影響で7日間、それぞれ臨時休館を余儀なくされました。
また、現在もコロナ対策で利用制限の中で施設利用を継続しているところであり、一日も早く元の状況に戻ることを期待しているところであります。
施設は、遊び・学び・育つ をテーマに居場所づくりに取り組んで参りますが、NPOの運営には、関係者の協力を頂き運営財源の確保に努めているところであります。
厳しい経済環境の中でのご支援になりますのですが、今後とも地域の子どもへの大人の役割を果たすための重要な財産を守るために職員をはじめ関係者と連携して尽力して参りたいと考えておりますので、今後とも「ペップキッズこおりやま」にご支援・ご指導賜りますようお願い申し上げます。
関係者のご支援をいただきNPO法人へ参画させていただき、3年8月が経過したところです。「福島の子どもたちを 日本一元気に!」を目標としてスタッフの仲間と施設の運営に関わって参りました。
子どもたちの元気に遊ぶ姿を見ていると、古希を迎える自分が元気を頂けるようで、毎日業務を楽しく過ごさせていただきながら、10周年を迎えることができましたが、この間 コロナ禍の影響によって88日間、地震による影響で7日間、それぞれ臨時休館を余儀なくされました。
また、現在もコロナ対策で利用制限の中で施設利用を継続しているところであり、一日も早く元の状況に戻ることを期待しているところであります。
施設は、遊び・学び・育つ をテーマに居場所づくりに取り組んで参りますが、NPOの運営には、関係者の協力を頂き運営財源の確保に努めているところであります。
厳しい経済環境の中でのご支援になりますのですが、今後とも地域の子どもへの大人の役割を果たすための重要な財産を守るために職員をはじめ関係者と連携して尽力して参りたいと考えておりますので、今後とも「ペップキッズこおりやま」にご支援・ご指導賜りますようお願い申し上げます。